今や各種工場の生産ラインにとどまらず、一般家庭でも自動化・省力化のために不可欠な存在となっているシーケンス制御(シーケンサー/PLC)。あらかじめ定められた条件に従ってコンピュータを動かすためには、それぞれの動作をさせるための制御を組み合わせてプログラミングする必要があります。
こちらのページでは、シーケンス制御の構築についてご説明します。
制御を組み合わせるとはどういうことか、エレベーターを例に挙げてご説明します。
このように、エレベーターを動かすには3つの制御を組み合わせて、シーケンス制御を構築します。
一般的にシーケンス制御は、以下の構成で作られています。
シーケンス制御はこれらの各部門に対応する制御を組み合わせることにより、自動化・省力化を可能にしています。
順序制御
あらかじめ決められた順番通りに処理を行い、記憶・判断するための検出器(リミットスイッチ・レベルスイッチなど)を使用。各動作の終了を確認したうえで次の動作に移行します。
時限制御
一定の時間によって処理を行なうため、タイマーが用いられます。
条件制御
順序制御で使われている検出器から出された信号を決められた条件によって振り分け、電子リレーなどを使用して新しい命令を作ります。